2019年4月に公開された映画、『クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン 失われたひろし』を映画館で観ました。
今回は新生児がいるタイミングなので、長男・次男を連れてパパのみで観てきました。
その感想や考察、レビューなどを書いてみたいと思います。
※DVDが出たりテレビで放送されたタイミングで、夫婦の意見も反映します。
結論から言うと、クレヨンしんちゃんの映画史上でもトップ3に入る映画でした。
控えめに言って最高でしたので、ぜひ観てみてください。
ネタばれになる要素は本ページの一番最後に、次のページで記載しています。
そのため、このページ内は映画をまだ見ていない人も安心して読んでいただけます。
あらすじ
オーストラリアの秘境”グレートババァブリーフ島”で、いまさら初めての新婚旅行を満喫中の野原一家。その夜突然ひろしが消えた。
出典:クレヨンしんちゃん 映画公式ホームページ
探しに出かけたしんのすけたちが見たものは、仮面族の村で行われていたド派手な結婚式に参列する、花婿姿のひろし!
宝欲しくば、花婿贈れ、天の指輪輝くとき……
その島には、50年に一度、金環日食の日にお姫様に花婿を差し出すことで、ご褒美としてお宝が得られるという伝説があった。
その花婿に選ばれたのが、ひろしだったのだ。
まさかの”ひろし”=お宝のカギ!!
仮面族VS世界中のトレジャーハンターVS野原一家の、超熾烈な三つ巴のひろし争奪戦がぼっ発!!!果たして、しんのすけたちは、ひろしを奪還し、無事に春日部に帰ることができるのか!?
大冒険の先に、野原一家が見つけたものとは…!?

テレビCMを何度か見たけど、だいたいこの内容だったね。
映画シリーズでは珍しく、「みさえ」が主人公として描かれる作品で、現役子育て世代は感情移入すること間違いなし!
おすすめ度
総合評価:

クレヨンしんちゃんの映画は、子ども向けとは思えないストーリーや感動作品が多いよね。
今作は、現役子育て世代ならば感情移入して泣いてしまうこと間違いなしの作品だった。
子どものツボを理解した笑い要素をしっかり取り入れながら、大人も楽しめるストーリー展開、シーンが盛り込まれてて惹きこまれるよ。
映画館では笑いどころで子どもたちの笑いが、泣けるところでは大人たちの涙が溢れてたよ。
エンドロールが終わった後も、女性のすすり泣く音が聞こえてて、自分だけじゃなくてちょっと安心した(笑)
みさえに焦点が当たっているだけに、子育て中の女性は特に共感できる作品だね。
ぜひ家族で、そして夫婦で観てほしい作品。
うちもDVDが出たら絶対にレンタルして借りる!
ストーリー:

とても分かりやすいストーリーだったね。
話に置いて行かれることはないけど、次の展開はどうなるんだろう?と期待を持って観れるね。
テレビ放送が伏線になっているところもあって、テレビ放送を見てる人は、そういう点も楽しめたかな。
まぁほとんど関係ないから、テレビを見ていなくても全く問題なし。

小さなお子さんでも、ひろしを救出するという大筋の目的をちゃんと理解しながら観れる作品。
それでいて大人たちは、ひろしやみさえ、周りのキャラクターたちの考えや言葉から、家族愛というテーマをしっかり観ていける作品だから良かった。
映像:

クレヨンしんちゃんでおなじみの劇画タッチもあって楽しめた(笑)
今回の映画は、背景の描きこみがしっかりされていてきれいだったよ。
まぁ背景はそんなに重要ではないけど。
簡単さ:

ストーリーでも紹介したけど、子ども向けにも、大人向けにも簡単に見ることができる映画だったね。
大人・子どもがどちらも楽しめる映画を作るというのは難しいことだと思うけど、この作品はとても良いバランスだった。
クレヨンしんちゃんのおバカなギャグ要素が好きな方には、もしかすると少し物足りない感じかもしれないね。
コメディ:

クレヨンしんちゃんでお馴染みのコメディ要素があったね。
映画館でも子どもたちの笑い声が聞こえてきて、きちんとツボを押さえた作りになってるみたい。
ただ、家族愛をテーマに感動できる要素が強いためか、感情移入しちゃうとコメディは少なめに映るかな。
特別出演の小島よしおやペコ&りゅうちぇるが良い感じ。
ここら辺は大人でも、わかるからこそクスッとくる笑い。
ボクとしては、今回の特別出演の出方、シーンはとても良かったと思う。
アクション:

アクション要素は比較的少なかったかな。
とはいえ、ド派手な争奪戦を繰り広げるシーンもあるから、最後まで勢いの良いストーリーとして楽しめるはず。
感動:

これは文句なしの感動作品。
結婚や子育てをしてきての今だからこそ、感情移入して泣いてしまったよ。
男のボクでも、妻の強さや家族の愛に心を打たれて何度も涙がこぼれたほどだった。
映画のレビュー系サイトでも、女性はもちろん、男性でも感動して泣いたというコメントをいくつか見つけるくらい良い作品。
夫婦で観ると絆が深まる映画。
あと、観終わったあとにちょっとイチャイチャラブラブしたくなるかも(笑)
幸せ:

観たあとは幸せな気持ちになれる映画。
新婚時代の新鮮な気持ちが少しよみがえってくるかも。
観ていて少しこっぱずかしいところはあるけど、観て後悔はしない映画!
子ども向け映画だからってバカにできない内容だね。
映画について
スタッフとキャスト
- 監督:橋本昌和
- 脚本:うえのきみこ、水野宗徳
- しんのすけ:小林由美子
- みさえ:ならはしみき
- ひろし:森川智之
- ひまわり:こおろぎさとみ
- インディ・ジュンコ:木南晴夏
- 本人役ゲスト出演:小島よしお、ぺこ・りゅうちぇる
監督の「橋本昌和」さんは、「オラの引越物語」や「宇宙人シリリ」の監督をされた方です。
引越物語では冒頭いきなり泣かされましたが、あの振り返り感は近いものがあります。
「うえのきみこ」さんも「オラの引越物語」など、他のクレヨンしんちゃん作品で脚本を書かれています。
「水野宗徳」さんは、綾瀬はるかさん主演で映画化された「おっぱいバレー」の原作小説の著者です。
今回の作品は、しんちゃんの声が変わって初めての映画でした。
私としてはまだ、全体的な違和感が抜けない印象です。
というのも、ちょっと声が高すぎる点が違和感の原因だと思います。
まぁ、次第に慣れていくんでしょうね。ドラえもんがそうであるように。
そしてもう一つびっくりしたのが、野原ひろしの声が変わっていること。
というか、2016年8月から藤原啓治さんから変わっていたんですね…。
こっちの声は違和感はあまり感じません。
しいて言えば、普段しゃべりの声が少しだけ軽くなってる印象です。
木南晴夏さんは今回のヒロイン役でしたが、とても良かったです。
役に合ったしゃべり方と声質で、上手だなーと思います。
若干ムラサキ感が出て気がします…笑
主題歌・挿入歌
主題歌(エンディング):あいみょん『ハルノヒ』
挿入歌:福山雅治『HELLO』ひろしバージョン
MISIA『Everything』みさえバージョン
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