赤ちゃんの洋服は他のものと分けて洗濯したほうがいいのかな?分けるとしても、いつまで分けるべきなのかな?と思われている方は多いと思います。
赤ちゃん用の洗濯洗剤を使うべきなのかも悩ましいですよね。
わたしも、3人産みましたが毎回悩みました。
先に結論を言うと、赤ちゃんのお肌に影響がなければベビー服は分けて洗濯しなくても良いです。
洗濯洗剤も、赤ちゃん用のものでなくて大丈夫。
なぜそうなのか、3人出産したわたしの経験を踏まえて理由をご紹介したいと思います。
赤ちゃんの洋服は分けて洗濯したほうが良いと言われる理由
そもそも、どうして赤ちゃんの服と大人の衣類は分けて洗濯したほうが良いのでしょう?
それは、赤ちゃんのお肌に刺激にならないようにするためです。
分けて洗濯することで赤ちゃんを刺激物から守る
大人の衣類には、ホルムアルデヒドという化学物質が使われています。
衣類の縮みやしわを防ぐために使用されています。刺激の強い物質で、高濃度のホルムアルデヒドを含む衣類などに接触すると、発疹などの皮膚障害やアレルギーを起こす可能性があります。衣類の他にも、家具や壁などさまざまなところに含まれています。
横須賀市HPより(https://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/3140/hosei/seikatu/kankyo/formaldehyde.html)
特に赤ちゃんの肌は敏感なため、生後24ヶ月以内のベビー用品は、基準がより厳しくなっています。
大人用の新品の衣類はこのホルムアルデヒドが特に検出されやすく、しかも水に溶けやすい物質のため、一緒に洗濯すると赤ちゃんの服に移染してしまいます。

ホルムアルデヒドって、洋服にも使われているんだね!知らなかった〜。新品の洋服は一回洗ってから着たほうが良いって言われているのは、ホルムアルデヒドを落とすっていう目的があるんだね。
大人の衣類には、他にもホコリや汚れなど赤ちゃんにとって刺激となる物質がたくさん付着しています。
刺激物がたくさんついている大人の衣類と一緒に赤ちゃんの服を洗うと、洗濯機の中で刺激物が付着してしまいます。
赤ちゃんはまだ皮膚が薄くて敏感ですから、刺激物が直接お肌に触れると、その部分が赤くなったり痒くなったり、湿疹が出たりすることがあります。
そのため、赤ちゃんの服だけ分けて洗うことで赤ちゃんのお肌に刺激を与えないようにできると考えられます。
赤ちゃん用と大人用の洗濯洗剤は成分が異なる
赤ちゃん用の洗濯洗剤には、無添加・低刺激・界面活性剤不使用・残留性が低い・皮膚刺激テスト済み、といったものが多いです。
有名な赤ちゃん用洗濯洗剤には以下があります。
- アラウベビー
- さらさ 衣料用洗剤
- スノールベビー
- 赤ちゃんの洗たく用洗剤 ピュア
- バジャン など
これらの赤ちゃん用洗濯洗剤には、残留しやすい刺激成分が含まれていません。
残留しやすい刺激成分とは、主に蛍光増白剤と合成香料です。
蛍光増白剤 | 衣類を白く見せるための成分。 洗濯後に衣類へ残るよう作られているため、残留性が高い。 赤ちゃんのアレルギーや肌トラブルの原因になる。 |
合成香料 | 科学的に合成された香料は肌へダメージを与える可能性がある。 強い香りで赤ちゃんの嗅覚の発達を妨げる可能性も。 |
一方、赤ちゃん用ではない洗濯洗剤は、ガンコな汚れも落とせるよう洗浄力の強い合成界面活性剤が使われているものが多いです。
衣類の白さや良い香りを持続させるよう、蛍光増白剤と合成香料も入っています。

ベビー服の汚れって、ミルクの吐き戻し・離乳食の食べこぼし・ウンチの汚れくらいだから、そこまで強い洗浄力はいらないよね。大人の場合は汗・皮脂・匂い・泥とかいろんな汚れがあって、洗剤には洗浄力を期待しちゃう。洗剤の成分が違うことに納得!
赤ちゃん用洗濯洗剤の香りや洗濯後の仕上がり(肌ざわり)などが気になる方は、サンプルで試すこともできます。
こちらの記事から、『赤ちゃんの洗たく洗剤用ピュア(ピジョン)』のサンプルに応募できます。目次から「1.3.【ピジョンインフォ】ボディクリーム・サプリ・ベビー用洗濯洗剤」をご覧ください。
経験談:赤ちゃんの洋服を分けて洗濯した期間と結論
1人目:生後1ヶ月間はきっちり分けて赤ちゃんの洋服を洗濯
1人目ということもあり、新生児期はとても気を使っていました。
そのため、洗濯も赤ちゃんの服はその他の洗濯物と分けて洗濯していました。
さらに、赤ちゃんの服だけを洗濯するときも毎回きちんとネットに入れていました。
今思い返すとかなり神経質になっていたと思います。
新生児期の1ヶ月を過ぎてしばらく経った頃、そろそろいいかな?と、徐々に大人の洗濯物と一緒に洗い始めるようになりました。
ただ、他の洗濯物と一緒に洗うときも、赤ちゃんの服は必ずネットに入れていました。

ベビー服を他の洗濯物とまとめて洗濯するようになっても、赤ちゃんのお肌には何も変化はなかったよ。
2人目:生後1週間だけ分けて赤ちゃんの洋服を洗濯
産後は1週間ほど実母が手伝いに来てくれていたのですが、赤ちゃんの服を他の洗濯物と分けて洗濯したのはその1週間だけでした。
2人目を出産したとき長男がまだ1才半だったので、実母が帰ったあとは家事と育児に追われ、わたしに毎日洗濯物を分けて洗う余裕がなかったためです。
赤ちゃんの服を分けずに洗濯したことで赤ちゃんに何か悪影響が出たかと言うと、そんなことはありませんでした。
お肌に湿疹や赤みが出たり痒がったりするようなことは一度もなく、『なーんだ、新生児期に赤ちゃんの服を分けて洗濯しなくても大丈夫なんだ!』と思ったことを覚えています。
3人目:生後1日だけ分けて赤ちゃんの洋服を洗濯
さすがにいきなり一緒に洗濯するのは気が引けたので、2人目同様、1週間は別々に洗濯しようと思っていました。
しかし3人育児となるとそんな気力はなく、めんどくささもあり、1日だけ分けて洗濯しましたが2日目以降はもう一緒に洗濯してしまうことにしました。
そして幸運なことに、3人目も肌トラブルは何もありませんでした!
生後3ヶ月頃まで赤ちゃんの服は必ずネットに入れていましたが、生後4ヶ月目前の今、もはやネットにすら入れずに洗濯しています。

お風呂の残り湯で洗濯したときは、なんだか匂いが気になった…。残り湯は雑菌が多いから、ベビー服を洗濯するときは使わないほうが良いね。さすがに反省!
結論:赤ちゃんの洋服を分けて洗濯するかは状況次第
この経験から、赤ちゃんのお肌に影響がなければ、新生児期でも赤ちゃんの服を他の洗濯物と一緒に洗っても全然問題ない!という結論に至りました。
ただ、分けて洗濯したほうが良い場合もあるので、分けるべき状況と分けなくても良い状況を考えて、ご判断くださいね。
ベビー服と一緒に洗うものの汚れ具合 | ・汚れがひどい →ベビー服は分けて洗濯すべき ・汚れがひどくない →分けずに洗濯してOK |
大人の新品の衣類 | ・新品のまま →ベビー服は分けて洗濯すべき (ホルムアルデヒドの移染を避けるため) ・一度洗濯した →分けても分けなくてもOK |
洗濯する人のストレス | ・ストレスがたまらない/面倒に感じない →分けても分けなくてもOK ・ストレスがたまる/面倒に感じる →分けずに洗濯してOK |
光熱費 | ・水道代/電気代が気にならない →分けても分けなくてもOK ・水道代/電気代を節約したい →分けずに洗濯してOK |
別々に洗濯をするということは、手間も時間も光熱費もかかります。
洗う人のストレスが大きかったり光熱費が家計を圧迫したりする場合は、無理せず一緒に洗ったほうが良いです。
赤ちゃん用の洗濯洗剤は使うべき?
赤ちゃん用洗濯洗剤は必要なし!でも赤ちゃんのお肌で判断を
わたしは、3人とも赤ちゃん用の洗濯洗剤を使いませんでした。
大人と同じ洗濯洗剤を使用して、もし肌トラブルが出たら赤ちゃん用の洗剤を買おう!と思っていました。
でも結果的に3人とも問題なかったので、そのまま大人と同じ洗剤を使っています。
たまたまわたしの子ども達は大丈夫でしたが、赤ちゃんの体質・肌質によります。
肌着や服が直接お肌に当たっている部分の様子をしっかり見てあげてくださいね。
もし赤ちゃんのお肌に異変を感じたら、次の理由が考えられます。
- 残留した洗剤が刺激になっている
- 洗剤の成分がお肌に合わない
この場合、すすぎの回数を増やして洗剤が残留しないようにするか、赤ちゃん用の洗濯洗剤を使って洗濯するようにしましょう。
赤ちゃんの洋服を一緒に洗えるおすすめの洗濯洗剤は『緑の魔女』
わが家では5年ほど前から『緑の魔女』という洗濯洗剤を使っています。

服にも肌にも環境にも優しく、尚かつ5Lという大容量でコスパが良い!という最高の洗剤で、ずっとリピートして使っています。
『緑の魔女』のメーカーのサイトを見ると、このように記載されています。
センイや手肌をいためず、しつこい汚れもカンタンに落とします。少量でよく落ちる、液体だから溶け残りがない、洗濯ムラもありません。全自動洗濯機にも最適! 蛍光増白剤や漂白剤は無配合なので、きなりや淡い柄物にも安心。排水口のニオイの素も生分解。洗濯機まわりはスッキリ、清潔。バイオの働きで排水パイプもきれいに。環境浄化に積極的に貢献します。ご使用後はパイプクリーナーとして働きます。
ミマスクリーンケア株式会社HPより(http://www.mimasu-cc.co.jp/01/index.html)
植物由来の界面活性剤が使われており、蛍光増白剤が無配合のため刺激成分が少ない、という点で安心して赤ちゃんの洋服の洗濯にも使っています。

ただ、5Lと大容量で容器がとても大きいため、わが家では100円ショップのセリアで購入した詰替用の洗剤ボトルにうつして使っています。

赤ちゃんの洋服を洗濯するときに大人用の柔軟剤は使わない
柔軟剤を使うとふんわり仕上がるので、衣類やタオルの肌触りがよくなって気持ちいいですよね。
香りも良くなりますし、洗濯洗剤と一緒に使われている方は多いと思います。
ただ、わたしは出産後まったく使わなくなりました。
なぜなら柔軟剤こそ残留性が高く、赤ちゃんのお肌を刺激する可能性があるからです。
柔軟剤の主成分は界面活性剤で、衣類に成分を残すことによって効果が発揮されます。
そのため必然的に肌に触れる機会が多くなり、結果、アレルギーや肌トラブルを発症することがあります。

赤ちゃんって、ふんわりとミルクのような甘い香りがするよね。わたしはその香りが大好き!柔軟剤の香りで赤ちゃん特有の香りが薄れてしまうのはもったいないな〜。
衣類のゴワつきが気になる方や、どうしても柔軟剤は使いたいという方には、天然由来の界面活性剤が使われている赤ちゃん用の柔軟剤をおすすめします。
まとめ:赤ちゃんのお肌が大丈夫なら洗濯物は分けなくて良し!『緑の魔女』なら赤ちゃんの洋服も洗える!
新生児や赤ちゃんがいる方は、赤ちゃんの服は分けて洗濯すべき?赤ちゃん用の洗濯洗剤は使うべき?と疑問に思うことがありますよね。
大人の衣類に付着している刺激物質が洗濯中に赤ちゃんの服へ移染しないよう、分けて洗濯するほうが良いと言われています。
皮膚が薄くて敏感な赤ちゃんは、刺激物がお肌に触れるとアレルギーや肌トラブルを起こす可能性があるからです。
わたしは3人子どもがいますが、赤ちゃんの服を分けて洗濯した期間は、1人目は1ヶ月、2人目は1週間、3人目は1日だけでした。
赤ちゃんのお肌に異常がないことを確認し、洗濯洗剤も大人用と同じ『緑の魔女』をずっと使っています。
この経験から、「赤ちゃんのお肌に何も異常がなければ、赤ちゃんの服を他の衣類と一緒に洗濯しても大丈夫!赤ちゃん用の洗濯洗剤も必要なし!」という結論に至りました。
『緑の魔女』は、服にも肌にも環境にも優しくコスパも抜群なので、おすすめですよ。
ただ、次のような場合は、必ず分けて洗濯するようにしましょう。
- 赤ちゃんのお肌に赤みや湿疹、痒みなどの症状が出たとき
- 一緒に洗濯する衣類の汚れがひどいとき
- 新品の大人用衣類を洗濯するとき
赤ちゃんを想うあまりいろいろと気になりますが、神経質になりすぎてストレスがたまらないようにしてくださいね。
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